令和6年度
10月例会
日 時 令和6年10月10日(木)午後7時00分~ 参加者24名
場 所 めっきセンター4F 会議室
議 題 「あらゆるデータを紐づけ管理 図面管理システム『ズメーン』」
講 師 株式会社Fact Base
内 容
10月例会は、㈱Fact Base様に図面管理システム「ズメーン」についてご講演して頂きました。
図面管理システム「ズメーン」は、画面にあらゆるデータを紐付けて一元管理が可能となるクラウドサービスとなる。図面さえ見つかれば他の資料も一目で確認が出来、これまでにない世界観を実現し、またシステムの常識を超える圧倒的な使いやすさでデジタル基板づくりのサポートが可能となる。限られた時間の中でも効率的にDX化する事が出来、心強いツールの一つになると感じる事が出来た大変有意義な例会となりました。
8月例会≪納涼会≫
日 時 令和6年8月22日(木)午後7時00分~ 参加者26名
場 所「THE R.C.ARMS有楽町店」 千代田区有楽町
今年の納涼会は、本格英国料理の「THE R.C.ARMS有楽町店」にて開催致しました。
冒頭、川上会長に挨拶を頂いた後、乾杯の音頭を山田英佐夫氏(歴代会長)とって頂き納涼会を開催致しました。本場英国料理と美味しいお酒を飲みながら、会員同士の情報交換や親睦を深め大いに語り合いました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、中締めを遠藤清孝氏(歴代会長)に締めて頂き、納涼会を閉会致しました。
7月例会
日 時 令和6年7月11日(木)午後7時00分~ 参加者20名
場 所 めっきセンター4F 会議室
議 題 「マッスルスーツについて」
講 師 株式会社 イノフィス
内 容
7月例会は、㈱イノフィス様にマッスルスーツについてご講演して頂きました。
マッスルスーツは、人手不足や少子高齢化が深刻となっている中、作業時の身体的負荷の軽減や作業時間の短縮や業務効率化、高齢者や女性の活用、そして労災リスクの減少に繋ぐ働きがあり、製造業をはじめ、物流業、建設現場、介護現場など多くの分野で導入されている。例会では、めっき作業現場で起こりうる製品(重量物)の持ち運びを想定し、実際に身に着けマッスルスーツの恩恵を直接肌で感じる事が出来ました。
6月例会
日 時 令和6年6月10日(月)午後7時00分~ 参加者22名
場 所 めっきセンター4F 会議室
議 題 「DX推進状況のご紹介」
講 師 株式会社 大倉 代表取締役 岡田 祥一 様
内 容
6月例会は、当会副会長の㈱大倉 代表取締役 岡田 祥一様に社内で運用されているDXについてご講演して頂きました。日々の業務を自動化かつローコスト・ノーコストで運用するにあたり、自作のアプリを作成され、生産ライン管理アプリから現場管理補助、また資材発注や勤怠管理を初めとした事務管理系などが運用されている。
これにより従業員の時間効率の最大化が可能となり、またデータ蓄積・共有の簡略化により結果生産性の向上に繋がる環境作りがされている。実際に一部のアプリを体験させて頂くと同時に、DXの重要性について様々な助言を頂くことが出来、大変有意義な例会となりました。
5月例会
日 時 令和6年5月15日(水)午後7時00分~ 参加者16名
場 所 めっきセンター4F 会議室
議 題 「人と協働するロボットによるメリット」
講 師 株式会社ロジネクス 代表取締役 坂井 陽子 様
内 容
今後の人材確保の難しさや現場での作業環境軽減の観点から自動化・ロボット・IOTなどの例会を開催を企画しており、5月例会は、その第一弾としまして㈱ロジネクス様に、現場や業務における搬送の効率化を具体的な事例や実機を用いてご紹介して頂きました。
また、5月例会よりZOOMでのハイブリット開催を開始致しました。
4月例会
日 時 令和6年4月10日(水)午後7時00分~ 参加者25名
場 所 めっきセンター4F 会議室
演 題「技術・製品・サービスのご紹介」
内 容 Ⅰ、株式会社 三進製作所
『めっき水洗水のリサイクルとカーボンニュートラル』
Ⅱ、奥野製薬工業 株式会社
『環境対応型無電解ニッケルめっき製品のご紹介』
Ⅲ、日本表面化学 株式会社
『難アルマイト材で高耐食性を獲得できる低温封孔処理剤』
❖川上会長より挨拶を頂いた後、今期の役員紹介をし十日会77期目の最初の例会を
開催致しました。
Ⅰ、株式会社 三進製作所
まず始めに㈱三進製作所様にボンベ型イオン交換機『パトローネi』と『薄膜上昇式真空濃縮装置』のご紹介をして頂きました。
※『パトローネi』の特徴
(水回収・スラッジ減量と分別化対策に最適な引取再生方式のボンベ型イオン交換機)
・水洗工程での水使用量の削減
・浴管理による製品品質の安定化(水洗槽の濃度管理)
・イオン交換水による水洗で製品の洗浄性の向上
・排水処理施設の設置、管理が不要(使用条件によっては無排水化が可能)
・排水処理に必要な薬品の添加量の低減、ランニングコストの削減
※『薄膜上昇式真空濃縮装置』の特徴
(希薄液中の水分を蒸発させ、濃縮・回収すると同時に蒸発させて水分を復水し、
同時に水回収も行う)
・濃縮された液は再度めっき浴に送られる為、めっき浴への薬品補充が少なくなる
・蒸発された濃縮水洗水として再利用ができる
・排水処理の負担軽減
・省エネルギー型
Ⅱ、奥野製薬工業 株式会社
奥野製薬工業㈱様に、自動車・機械・電子・半導体産業などでは必要不可欠な技術となっている無電解ニッケルめっき(環境対応型)製品のご紹介をして頂きました。
※『トップニコロンMSH-LF』の特徴
(低温・中低リン無電解Ni-Pめっき液)
・低温(70℃)使用の為、光熱費を削減でき作業環境にも優しい
・析出速度が得られ、めっき浴の老化に伴う析出速度の低下が少ない
・析出皮膜の応力が低く、連続使用時の応力の変動も少ない
・鉛化合物を使用していないため、ELV、RoHS指令などの環境規制に対応できる
※『トップニコロンEC-LF』の特徴
(低Ni濃度・高リン無電解Ni-Pめっき液)
・ニッケル濃度が3g/Lと低い為、建浴コストを低減できる
・析出皮膜は、リン含有率が約11wt%と高く、耐食性に優れている
・Ni5.5g/L換算で約10ターンまでの長期連続使用が可能
・鉛化合物を使用していないため、ELV、RoHSなどの環境規制に対応できる
※『トップニコロンLLM-LF』の特徴
(長寿命・中リン無電解Ni-Pめっき液)
・20MTOまで16-20µm/hの析出速度が維持でき、10MTO以上の長期連続使用が可能
・皮膜応力が圧縮で浴の老化に伴う応力の変動が少ない
・鉛化合物を使用していないため、ELV、RoHSなどの環境規制に対応できる
・鉄鋳物素材へのめっきも長寿命化が可能
※『トップニコジットTFE-SL』の特徴
(PFASフリー界面活性剤を用いた無電解Ni-P/PTFE複合めっき)
・PFASフリー界面活性剤を使用し、環境負荷の低減を目標に開発中
Ⅱ、日本表面化学 株式会社
最後に、日本表面化学㈱様にアルマイトの基礎(皮膜成長機構・封孔方法)・難アルマイト材におけるアルマイトの問題点・技術紹介(低温封孔剤5E161)のご紹介をして頂きました。
※『低温封孔剤 5E161』の特徴
(腐食の起点となる合金成分の変偏析部を封孔成分で覆うアルマイト皮膜のクラックを封孔成分で
充填する事でダイキャスト材上でも高い耐食性を発揮する)
・耐食性に優れた金属水酸化物が析出・充填している
・封孔成分が細孔内のみならず、表層に析出する事でバリヤー効果が得られている
・封孔成分が細孔の深くまで充填している
・ADC材上で特に高い耐食性を発揮する
・展伸材に対して充填封孔を行っても従来の封孔処理と遜色ない耐食性を発揮する
・銅を含有しているA2017材であっても他のアルミ合金と同程度の耐食性を得られる
・短時間・低温度で封孔処理が可能である
・既存のアルマイトラインにおいて封孔処理槽を空け替えるだけで対応可能
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